オフィス移転バイトはラクなのに高給!?
知りたいメリットとデメリット
単発バイトでの求人が多いオフィス移転バイトは、単純作業で高収入を得られる仕事です。
しかし、普通の引っ越しのバイトとどう違うのか疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
この記事では、気になるオフィス移転バイトの仕事内容やメリット・デメリットについて詳しく紹介します。
どう違う?オフィス移転のバイトと引っ越しバイト
単発バイトの求人で、比較的多く見かけるオフィス移転のバイト。
このオフィス移転は、読んで字のごとく会社や官庁などのオフィスの移転に伴う引っ越し作業を行う仕事です。
オフィス移転バイトは、個人宅の引っ越しのバイトと比べると規模が大きいので時給が高くなる傾向があります。
一般的なシフトの例を挙げると、日中は9:00~18:00、深夜は20:00~翌朝5:00などのケースが多いです。
また、移転する会社が休みである土日や、業務に支障のない夜間に作業を行うことが多いため休日割増や時給25%増の深夜割増がつきます。
それらを含めると、さらなる高収入が望めるでしょう。
ただし、この仕事は体力勝負となります。
なぜなら、オフィス移転は大量の書類やデスク機材などの重たい荷物を運ぶことが中心の仕事だからです。
荷物入りのロッカーを運んだり、書類が入った本棚をそのまま移動したりするという作業もあります。
そのため、体力に自信のある人におすすめの仕事と言えるでしょう。
オフィス移転バイトの仕事内容
オフィス移転バイトの仕事内容は、旧オフィスから新オフィスへ荷物を運んでいく作業です。
作業の流れ自体は、個人宅の引っ越しバイトと大差ありません。
まず、集合場所から現場へ向かい、当日の業務の流れや注意点などの指示を受けます。
その後、それぞれの持ち場に分かれて作業開始です。
現場では、荷物を運ぶ際に壁や床を傷つけないよう、最初にプラスチックビニールや保護材などを使ってカバーをします。
大きなものを運ぶため、壁にぶつけてしまうと穴があいてしまう恐れもあります。
そのため、養生することで壁や床に気を遣わずに運ぶことができるため、作業効率も上がるのです。
そして、緩衝材を利用しデスクや機材などを壊さないように梱包します。
ここまでは、準備段階です。
この先はオフィス移転バイトのメインとなる作業、搬出、搬入へと続きます。
搬出、搬入はとにかく重い荷物をひたすら運ぶ作業です。
これを読んでいる人の中には、「オフィス移転バイトに興味はあるけど腕力に自信がない」という人もいるかもしれません。
しかし、オフィス移転は、個人宅の引っ越しに比べて多くの人員が配置されています。
人数に応じて2人1組で作業をしたり、バケツリレーで荷物を渡したりと現場によって運び方はさまざまです。
重くて1人では運べないような荷物は2人で運んだり、台車を使ったりして作業をしていくので、腕力に自信がない人でも心配いりません。
オフィス移転が個人宅と違うのは、社員1人1人の事務用机、パソコン、書類入りの段ボールをセットにして番号を振り、台車で運んでいくという点でしょうか。
もちろん、これらの割り振りは社員が担当するので、バイトの場合は難しいことはありません。
この他に、棚や会議用テーブル、コピー機なども運びます。
重い物が多いので業務用のグリップ付きの軍手が手放せないのも、オフィス移転バイトの特徴と言えるかもしれませんね。
一般的に売られているような軍手では、荷物が滑ってしまい作業の効率が悪くなります。
グリップのしっかりした軍手を使うことが必要です。
なお、業務内容を楽にする現場の要因は、台車やエレベーターが利用できる環境にあることや1階のオフィスであること、仕分け品が少ないことなどが挙げられます。
さらに、社員の段取りが良く、一緒に働くスタッフに恵まれたら言うことはないでしょう。
反対に業務をきつくするのは、移動手段が階段のみであったり、通路が狭かったりするオフィスです。
また、社員の指示が悪くて仕切りが下手な場合や、共に働くスタッフが動かない人達であったり、外国人で意思疎通が取りづらかったりなどの現場だと作業が思うように進みません。
そのため、オフィス移転バイトは、現場の当たり外れがある仕事と言えます。
オフィス移転バイトの採用の難易度
オフィス移転バイトは、慢性的な人手不足に陥っています。
そのため、バイトの求人も多いうえ、採用もされやすいと言えるでしょう。
それを証明するかのように、面接なしで働ける会社も多数存在します。
さらに、体力勝負の仕事であることから、若い人は特に重宝されます。
よほどのことがない限り、応募すれば採用となる可能性が高いです。
また、重い荷物を運ぶ以外にも、書類やファイルなど小分けしたものを運ぶ作業もあるので、女性でも採用されやすい仕事です。
オフィス移転バイトのメリット
オフィス移転バイトのメリットは、業務内容が単純なことです。
「台車に積んで運ぶ」この作業に尽きます。
運んだ後の車に荷物を積む作業は技術が必要なため、ほとんどの業者が社員の手で行います。
ですから、バイトとして働く場合は、何も考えずひたすら荷物を運ぶことだけに集中すれば良いのです。
仕事の注意点も複雑ではないので単発バイトにピッタリと言えるでしょう。
さらに、個人宅の引っ越し作業では、狭い廊下や階段を荷物が通らず苦労するケースも少なくありません。
その点、オフィスの引っ越しの場合は、台車やエレベーターが使えたり廊下が広く設計されていたりするため荷物を運びやすく安心して作業できます。
また、早朝や夜間などシフトの幅も広く、空いた時間を有効に活用できます。
たとえば、前日に応募して翌日働くという働き方も叶うのです。
そのうえ、時間外割増がつく可能性が高いため、他のバイトに比べると高時給のケースが目立ちます。
まとまったお金が必要なときには、特におすすめと言えるでしょう。
なお、業務が早く終わった場合は、日給が保証されたうえで早上がりになることもあります。
作業を早く終わらせれば、その分、早く帰れるというのは仕事に対するモチベーションが上がりますよね。
オフィス移転バイトのデメリット
一方、オフィス移転バイトにはデメリットもあります。
まず、重い荷物を運び続ける肉体労働のため、想像以上に体力を消耗することです。
体力に自信がある人でも、重い荷物をひたすら運ぶ作業は腕や足に疲労が蓄積されます。
翌日、もしくは翌々日の筋肉痛からは逃れられないでしょう。
ですから、日頃から運動不足である人にとってはキツイ仕事と言えるかもしれません。
そのうえ、重い荷物を運ぶ作業のため怪我をする恐れもあります。
オフィス移転バイトを行うと決めたら、多少の筋トレをしておくと良いかもしれませんね。
怪我の予防にもつながるでしょう。
また、現場で作業をするうえでの大変さは、責任者次第であると言えます。
同じような業務でも、現場を仕切る責任者によって効率の良さやスピードが違ってくるのです。
そのため、現場の当たり外れがあることはデメリットの1つです。
さらに、オフィス移転は時間との勝負と言っても過言ではありません。
特に、深夜作業の場合は、朝までに移転を終えなくてはならないため過酷な業務と言えるでしょう。
時間に追われることで、多少ピリピリとした空気になることもあります。
財布がピンチのときにやってみる価値あり
オフィス移転バイトは、作業が単純明快な割に高収入を得られる仕事です。
そのため、体力に自信がある人には、ぜひ挑戦して欲しいバイトと言えるでしょう。
男女問わず求人も多く、採用されやすいのも嬉しいポイントです。
面接なしで即採用もあり得るため、手軽な気持ちで応募できますね。
まとまったお金が欲しいときは、オフィス移転バイトを探してみてはどうでしょうか。