快適なオフィスの重要なポイント!
トイレのレイアウトはどうすればいい?

快適なオフィスづくりにおいて、意外と見落としがちなのがトイレのレイアウトです。
生理現象にかかわり、誰でも毎日利用するトイレのレイアウトは、オフィスの快適さを左右する重要なポイントです。
万が一、トイレの数が足りていなかったり、適切な環境が整っていなかったりすると社員が健康的に働くことができません。
この記事では、快適なオフィスづくりを実現するうえで理想とされるトイレのイアウトについて詳しく解説します。

1. トイレがオフィスの快適さを左右する

オフィスの主目的は、もちろん業務を行うことです。
しかし、人間が朝から夕方まで長時間過ごすうえでは、生理現象に直結したトイレの設置は必須です。
そして、ただ設置されていれば良いというものではなく、清潔で快適であることが重要になります。
なぜなら、トイレの使いやすさはオフィスの快適性に大きく影響するからです。
一般的に、男性と比べると女性のほうがきれい好きな傾向にありますよね。
そして、実際に社員にオフィスの快適性に関するアンケートを取ると、多くの女性からトイレについて不満の声が上がりやすいことがわかっています。

具体的な不満の声としては、トイレが「汚い」「くさい」「暗い」といったものです。
トイレが老朽化していたり汚れていたりすることはオフィス全体のマイナスイメージにつながります。
トイレは誰でも毎日使うものですので、その場所に問題があることは、会社への満足度や仕事の能率性にも影響を及ぼしかねません。
加えて、衛生面に関する世の中の意識が向上してきたこともあり、自宅のトイレの性能は従来に比べると格段に進化しています。

こういった背景から、オフィスにきれいなトイレを求めるのはすでに女性だけとは限りません。
インターンシップやアルバイトなどで学生が企業で働く際にも、働きたいオフィスの条件として、トイレがきれいなことが重視される傾向にあります。

2. 「業務に無関係」と考えるのは間違い

経営者やオフィスのレイアウト担当者の中には、トイレは直接業務に関係しないところだから、あまり重視しなくて良いと考えている人もいるかもしれません。
しかし、それは間違いです。
社員の満足度をけん引するためには、会社の福利厚生を整えることは重要です。
特にその中でも、誰でも毎日数回は使用するトイレは非常に重要な位置を占めます。
フルタイムで働いている場合は、定時でも朝から夕方まで、残業があれば夜まで会社に残ることになります。
1日のうちの長時間過ごすことになるオフィスで効率よく仕事をこなすためには、オンとオフの切り替えが重要です。
就業時間中でも社員が自由に行くことができ、瞬間的にオフに切り替えて過ごせる場所がトイレなのです。

オフィスでは、さまざまな人が働いており他人と仕事を行ううえでは気を使ったりストレスを感じたりする場合もあるでしょう。
社員にとってトイレは、自分の意志で行くタイミングを決められ、なおかつひとりきりでリラックスできる貴重な場所です。
特に、タバコを吸わない人にとっては、トイレくらいしか会社でひとりきりになれる場所はないかもしれません。
たとえ、数分でも快適なトイレでくつろぐことができればリフレッシュになり、仕事の効率性アップも期待できます。

そもそも社員数に対してトイレの数が少ない環境では、トイレでくつろぐことができません。
掃除が行き届いていない不衛生な環境では、リラックスできるどころか不快感が増すでしょう。
トイレは単に生理現象を処理するだけの場所ではなく、貴重なリラックスの場としての役割も担っています。
社員がトイレで快適に過ごすことができなければ、疲れをリフレッシュする場所がなく、こういった環境が長く続くことで肝心の仕事の品質にも影響を及ぼすことも懸念されます。
「たかがトイレ」などと軽視せずに、社員がトイレで気持ちよく過ごせることがオフィスの満足度につながることを覚えておきましょう。

3. 動線を考えたレイアウト

快適なトイレ環境を実現するためには、動線は重要です。
特に、執務スペースとの位置関係については十分考慮することが必要です。
遠すぎると行きづらく、トイレ休憩に時間がかかってしまいます。
また、極端に周囲に人の出入りが少ないような場所は安全とはいえませんよね。
逆に、執務スペースに近すぎるとプライバシーが守れません。
理想的なレイアウトとしては、執務スペースのどの出入り口からも行きやすい場所に設置することです。

加えて、トイレは社員だけでなく打ち合わせなどで来社した外部の人も使用することが想定されますよね。
そのため、外部の人にも見つけやすい共有スペースに設置されていることも必要です。
具体的には、社員の執務スペースから数分程度で行ける距離にあり、さらにエレベーターの出入り口から見える範囲に設置されているトイレは動線に配慮されているといえます。

4. オフィスのトイレは設置数も重要

快適なトイレを目指すうえでは、設置数にも十分配慮することが必要です。
オフィスのトイレ数が利用者に対して不足していると、常に誰かが使っている状態であったり、待ち時間が長くなったりしてしまいます。
また、自分が使用しているときにも外で誰かが待っている状態では落ち着いて使えませんよね。
トイレの数を決める際には、そのトイレを合計何人で利用することになるかを考えたうえで、設置する便器や個室の数を計算しましょう。
オフィスに必要なトイレの数は、「労働安全衛生法」の事務所衛生基準規則第3章第17条で定められています。

規則によると、男性用のトイレで個室は社員60人以内ごとに1個以上、小便器は30人以内ごとに1個以上と決められています。
男性と比べて1回の利用時間が長めになることの多い女性用では、社員20人以内ごとに個室が最低1個以上と定められています。
ただし、あくまでこれを最低限必要な数の目安です。
一方、トイレ機器メーカーの調査では、男性用個室1個を快適に利用できる人数の上限は10人程度利用者と報告されています。
利用者がそれ以上増えると待ち時間が長くなり、利用できない人が発生する可能性が生じます。
個室を2個に増やすと利用できる人数の上限が一気に50人にまで増えるといわれますので、男性が10人以上いる場合は2個以上で設置すると良いでしょう。
女性の場合は、快適な利用のためには1個で上限5人、2個で上限20人ほどとなります。

無駄な待ち時間が発生することは、利用者の満足度にも影響するだけでなく、業務の効率性にも影響を及ぼしてしまいますので、会社にとっても良い状態とはいえません。
最低限の基準だけでなく、トイレ機器メーカーが報告している数目安も参考にしたうえで、想定される利用者数と性別を踏まえて十分な数を用意しましょう。

5. 清潔を保ちやすいデザインや素材

衛生的なトイレを実現するためには、最初から清潔な状態を保ちやすい素材やデザインを選ぶことも大事です。
便器だけでなく、洗面台や鏡、壁、扉などにどのような素材を使うかが掃除のしやすさに直結します。
専門の清掃員がおらず、社員自らが掃除をしなければならない場合であれば、掃除しやすいことは重要です。
汚れにくく、楽に汚れを落とせて、常にきれいな状態を維持しやすいことを重視して、素材やデザインを吟味しましょう。

便器の素材も日々進化しており、黒ずみがつきにくく水だけで汚れが流せるセラミックタイプ製のものも開発されています。
さらに、「脱臭機能や除菌機能が高いもの」「近づくだけで自動的にフタが開くもの」「用を足した後に自動で水が流れるもの」なども増えており、従来のものより衛生的な製品も選択できます。
掃除の手間が少なく、ほとんど手で触れなくて済む製品であれば、きれい好きの女性でも快適に使いやすいといえるのではないでしょうか。

また、洗面台であれば有機ガラス系の素材は、陶器製と比べてはっ水やはつ油性に優れています。
さっと拭くだけも衛生が保ちやすく、丈夫にもできています。
さらに、段差や区切りの少ない平面的なデザインであれば、取りにくい汚れも少なく掃除の手間が省けますよね。
加えて、汚れがたまりやすい排水口の縁の部分をなくしたシンプルな設計の排水口というのも増えています。
こういった最新式の素材やデザインを導入していくと良いでしょう。

6. 色を効果的にレイアウトする

トイレの色を工夫することも大切です。
具体的には、壁や床、扉、便器の色をどうするかによって、トイレ全体の印象が大きく変わってきます。
その際に、汚れがつきやすい壁や床には少し色を入れたほうが清潔感を保ちやすくなります。
たとえば、扉を木目調にして壁を黒にすると、シックでモダンな印象のトイレに見えますし、汚れも目立ちにくいでしょう。
トイレにスペースがある場合は、窓辺に観葉植物を置いたり花を飾ったりして視覚的な癒し効果を取り入れてみるのも良いでしょう。

便器の色を選ぶポイントとしては、清潔感のある色かつ、汚れが目立ちにくい色を選ぶことです。
たとえば、一般的にトイレに多く導入されることの多い純白は一見清潔そうに見えますが、使い込んでいくうちに汚れが目立ちやすくなります。
トイレの色も開発が進んでおり、白だけでなくブルーやピンクといった爽やかな色のほか、トイレ感の少ない黒やブラウンといった色もラインナップに加わっています。
壁や床などの色とのバランスを考慮して選ぶと良いでしょう。
会社にデザイン部門がある場合は、デザイン担当者にトイレの監修を頼むというのも色味のバランスが取れた素敵なトイレを実現する方法のひとつです。
外部の人も使う機会のあるトイレがおしゃれだと、会社全体のイメージも良くなるでしょう。

7. トイレの快適さへの関心が高い女性

オフィスのトイレに限らず、女性は男性と比べるとトイレの快適さを重視する傾向です。
なぜなら、男性よりもトイレで行う用事が多岐にわたるからです。
女性にとって、トイレは単に用を足すためのスペースだけではなく、身だしなみを整えるための場所でもあります。
たとえば、メイク直しやランチ後に歯磨きをする場所として利用する女性は多く、女性用のトイレは男性用と比べると洗面台が混み合いがちです。
その際、女性にとって特に大事になるのは、「洗面台の数は十分か」「歯が磨けるほど洗面台が広いか」「化粧直ししやすい大きく明るい鏡があるか」といった点です。
これらが不十分な場合は、満足度が下がってしまうでしょう。
解決方法としては、トイレに歯磨き専用の洗面台を別途設置するほか、洗面台の照明を明るいものに変えるといったやり方が有効です。

また、一般的に女性のほうが男性と比べて細かな汚れに気が付きやすいといわれます。
個室の中だけでなく、トイレのあちこちが汚いことは女性のストレスになってしまうでしょう。
加えて、使い勝手の悪いトイレではモチベーションも上がりません。
たとえば、自宅のトイレでは一般的になりつつある便座の暖房機能やウォシュレット機能がないトイレは、満足度を下げてしまうのではないでしょうか。
このほか、生理など急な体調不良などのために個人のちょっとした備品を置いておけるような鍵付きの棚があると女性にとっては便利です。
トイレのレイアウトを考える際には、このような点にも考慮して女性目線で使いやすいトイレにすることが大切です。

8. 理想的なオフィスのトイレとは?

清潔で社員の人数に対して十分な数が設置されていること以外にも、配慮するべき点はたくさんあります。
男女別になっていることはもちろん、音漏れに対する配慮がされていることは大事です。
特に、用を足している音が周囲に漏れることを嫌う女性は多くいます。
解決としては、トイレ用の擬音装置を付けておくことです。
使用する人のストレスが減らせるだけでなく、無駄な流水が減るので会社にとっても経済的といえます。

また、プライバシーが守られることも大切です。
トイレの場所としては、執務スペースの外を望む声が多くあります。
出入り口付近や社員の席の近くでは、他人にトイレに行っている姿を見られてしまいます。
また、トイレに時間がかかってしまった場合にも戻った際に気まずい雰囲気になるでしょう。
このようなレイアウトは理想的とはいえません。
できるだけトイレは執務スペースの外に行き、たとえその人が席をはずしていても、「トイレなのか」「ほかの用事なのか」など、わからないようにすることが大切です。

9. トイレのレイアウトを重視したオフィス選びを

トイレ環境はオフィスの快適性に直結する大事なポイントです。
新規開業や移転で新しくオフィスを選ぶ際には、執務スペースだけでなく、トイレのレイアウトを重視した物件選びをすることが重要になります。
トイレスペースも必ず見学し、「男女別になっているか」「老朽化していないか」「執務スペースからの距離は適切か」などについてしっかりとチェックを行いましょう。

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