事務所のレイアウト変更でデスクを新調!
事務所デスクの選び方
事務所と聞くと、デスクを中心にした風景をイメージする人は多いでしょう。
事務所において、デスクは仕事の効率にも影響する重要なアイテムといえます。
そのため、オフィスにはどんなデスクが必要かを事前に把握してから、デスクを選ぶことが大切です。
ここでは、デスクの選び方について解説していきます。
デスク選びを始める前に確認したいポイント
オフィスのデスク選びを始めるにあたって、まずは確認しておきたいポイントをチェックしておきましょう。
まず確認するのは、オフィスの広さです。
部屋の面積が広いオフィスであれば、選択肢は豊富にあるでしょう。
しかし、面積が狭いオフィスの場合、デスクのサイズは通路の幅も考慮に入れながら決めなければなりません。
そして、コンセントの配置や間取り次第で、置くことのできるデスクのサイズや形状も変わってきます。
次に、デスクをどのように使うのかを確認します。
デスクを使用する社員の人数ではなく、それぞれがどのように使用するのかが重要です。
デスクを使用するのが少人数であっても、パソコンを1人で複数台使用して仕事をする場合には、デスクも広いスペースで利用できるものが必要です。
人数が多くても、リモートワークを導入していたりフリーアドレスであったりして、社員それぞれに大きなデスクを1つずつ置く必要のない場合もあるでしょう。
デスクだけを見て選んでしまうと、仕事内容やオフィスの形状に合わず、仕事の効率も悪くなってしまう可能性もあります。
効率よく快適に仕事をするためにも、事前のチェックは大切です。
5タイプの代表的なオフィスデスク
オフィスデスクには、主に5つのタイプがあります。
それぞれに機能が異なるため、使用する目的や業務内容に合わせて選んでいくことが大切です。
平机は、シンプルなデザインのデスクです。
引き出しもないので、収納機能が必要な場合はキャビネットなどが別に必要になります。
レイアウトの変更を多く行うオフィスでは、シンプルな平机が向いています。
片袖机は、片側に引き出しのついた、学習机やオフィスデスクでも一般的なデザインのものです。
座る位置が決まっていることから、使用方法の多様性は期待できない面もあります。
両袖机は、両側に引き出しのついたデスクです。
作業スペースを多く取ることができ、収納力の面でも優れています。
スペースを多く取る分、広いオフィス向けといえるでしょう。
L字デスクは、L字型の天板が特徴的なデスクです。
パソコンなど、モニターを複数置きたいときに便利でしょう。
スペースを多く必要とするため、狭いオフィスには不向きといえます。
フリーアドレスデスクは、袖や引き出しがなく、長机のような形のものです。
複数人が座ることができ、固定席の必要がないオフィスでの使用に向いています。
また、人が向き合うように配置すれば会議用としても使用できます。
【幅】デスクのサイズ感を把握しよう
1500mmのデスクは、非常に大きなサイズといえます。
デスクトップパソコンをはじめとして、さまざまなアイテムをデスクの上に広げて作業することが可能です。
1400mmのデスクは、一般的なサイズよりもやや大きめのものです。
デスクトップパソコンを置いたうえで、ファイルや図面なども余裕を持って広げることができます。
1200mmのデスクは、一般的に利用されている人気の高いサイズです。
デスクトップパソコンと電話を置いたうえで、さらに書類を広げるスペースは確保できます。
一般的な範囲のデスクワークであれば十分なスペースといえるでしょう。
1000mmのデスクは、コンパクトなサイズです。
少ない範囲で行う作業に向いており、ノートパソコンを使用するくらいのスペースは十分にあります。
【奥行】デスクのサイズ感を把握しよう
奥行き800mmのデスクは、書類や本などを卓上で保管することが可能です。
使用できるスペースが多く取れますが、狭い場所での使用には不向きといえます。
ブラウン管モニターのパソコンが主流だった時代によく使用されたサイズのデスクです。
奥行き700mmのデスクは、一般的に使用されているスタンダードなサイズといえます。
パソコンを配置したうえで、書類を広げて仕事をするだけのスペースも確保できます。
奥行き600mmのデスクは、コンパクトなサイズです。
省スペースで仕事ができ、卓上の物にすぐ手が届くサイズといえます。
シーン別のおすすめデスク
デスクは、それぞれの機能に合わせてシーン別に選ぶと良いでしょう。
書類仕事でデスクを使用する場合には、書類の収納スペースが確保でき、作業を行うスペースにも余裕が持てるデスクが向いています。
収納機能を持つ片袖机や両袖机であれば、デスクのサイズが小さくても作業スペースには余裕ができます。
収納機能を持たないデスクを選ぶ場合であれば、比較的大きめのデスクを選ぶ必要があります。
幅は1000mm以上、奥行き600mm以上あった方が良いでしょう。
IT系の職業など、PCで行う作業が多い場合には、モニターやパソコンを複数台置くことも想定して、幅や奥行きに余裕が持てるデスクを選ぶ必要があります。
平机やL字デスク、フリーアドレスデスクなどが条件に合いますが、スペースを多く取るタイプも多いため、事務所の広さも考慮に入れて選ぶことが肝心です。
また、パソコン類の配線が足元で入り組んでしまうことを避けるために、ケーブルを収納できる機能を持つデスクもおすすめできます。
デスクの上で作業することが多い場合には、平机や片袖机などを置くと効果的です。
広くて収納スペースのあるデスクであれば、作業もストレスなく行うことができるでしょう。
オフィスデスクを選ぶときの注意点
デスクを選ぶ際には、椅子との相性も重視する必要があります。
作業するうえでちょうど良いサイズとして、椅子の座面からデスクの天板までが30cm程の長さであると一般的に言われています。
サイズを合わせられるように、自由に座面の高さを変えることのできる椅子を選んでおくと安心です。
また、新しく購入したデスクに椅子が入らないようでは、せっかく性能の良いデスクを購入しても意味がありません。
新しいデスクの購入を検討するときは、使用している椅子のサイズを考慮に入れて、購入前にデスク下のスペースがどれくらい必要か測っておく必要があります。
業務内容が変更されたり従業員数が増減したりして、オフィスの環境が変化することもあるでしょう。
仕事の効率化を図るためには、オフィスのレイアウトは状況に応じて働きやすく変えていくようにしなければなりません。
そこで、将来レイアウトを変更していくことも想定してデスクを選ぶ必要があります。
デザインを重視して、現在のオフィスに合ったデザインのデスクを配置しても、将来配置換えをしづらくなってしまいます。
配置換えを行ってもデザイン面で浮いてしまうことのないように、選ぶデスクは無難なデザインやカラーのものがおすすめです。
無難なデザインやカラーのものであれば、レイアウトを変更してもオフィスに統一感を持たせることができます。
デスクは作業内容とオフィスカラーで選ぶ
オフィスデスクにはさまざまな種類があり、それぞれに特徴を持っています。
また、デスクのサイズによっても使用方法は異なります。
デスクを選ぶ際には、まずはオフィスのスペースがどのくらいか、デスクをどのように使用するのかを確認することが大切です。
そして、デスクの持つ機能をチェックして、オフィスで最も効果的に使用できるタイプのものを選ぶようにしましょう。
デスクは、作業を行ううえで必須といえるものです。
作業をしやすいデスクを使用することで、作業効率だけでなく、モチベーションの面でも良い効果が期待できます。
そのため、デスクはデザイン面だけでなく、スペースや使用方法を考えたうえで選ぶことが大切です。