オフィスは床で印象が変わる!
どんな色やデザインがいいの?
オフィス内の印象や雰囲気に大きく影響している部分は、床であるといえます。
オフィス内の雰囲気が暗い、どことなく倦怠感が漂っている場合など、オフィス内の空気をよい方向へ変えるためにも床のデザインを見直してみましょう。
これまで、オフィスの床といえば灰色のタイルを使用することが一般的でした。
しかし、現在ではさまざまな素材や色を選べるなど、デザインの選択肢が増えています。デスクなどの備品をすべて買い替えることは難しいものですが、床の素材や色、デザインを変えるだけでもオフィスの雰囲気は大きく変わるのです。
そこで、オフィスの床について、素材の種類にはどのようなタイプがあるのか、それぞれの特徴や張替え費用なども紹介します。
1. オフィスの床材の種類と特徴を押さえよう!
オフィスで使用される床材には、いくつかの種類があります。
また、オフィスでは廊下やエントランス、執務エリア、人が通る頻度や来客の有無など、エリアごとに床材を分けているケースが多いです。
オフィスで使用されることが多い床材の種類と、それぞれの基本的な使用方法や特徴について紹介します。
1-1. タイルカーペット
タイルカーペットの中にもいくつかの種類がありますが、大きく分けると家庭用とオフィス用の2種類になります。
家庭用タイルカーペットは裏面がフェルト素材になっており、部分的に吸着するため、床材を変更したい場所に置くだけでよい仕様です。
一方、オフィス用タイルカーペットは、裏面がPVC素材など作られているため、専用のボンドを使用して張ります。
家庭用・オフィス用問わず、タイルカーペットの特徴として共通する点は、静電や防汚機能があり耐久性が高いことです。
そのため、家庭よりもオフィスで用いられることが多いといえるでしょう。
また、40~50cmのタイル状のカーペットについては、サイズもコンパクトなため、組み合わせて好きなデザインに設置できます。
オフィスで使用する際には、OA機器の配線を行うときなど、部分的に取り外して作業できることがメリットです。
さらに、吸音性に優れていることも特徴で、特に執務フロアなど音を立てたくない場所や会議室に向いている種類でもあります。
軽く、扱いやすいタイプでもあり簡単に張ることが可能です。
汚れたところは部分的に取り外して掃除できるほか、交換も可能なため便利なことも魅力でしょう。
ただし、汚れて1枚だけ交換するといったケースでは、ほかのタイルカーペットと色が異なってしまい、違和感が出てしまう点に注意が必要です。
加えて、湿気を吸収しやすいため下地への影響も考慮して組み合わせると、より活用できます。
1-2. ビニルタイプ
ビニルタイプの床材は、家庭で使用する際には主にクッションフロアとして利用されている種類です。
人の出入りが多い場所や通路など人が歩く場所には、耐久性が高く滑りにくい種類の「ノンスキッド」と呼ばれるビニルタイプが使用されます。
ノンスキッドタイプは屋外にも張れる使用であるため、裏面がラバーになっていることが特徴です。
裏面がラバーになっていることで滑りにくく、耐水性に優れている点から、水回りにも向いているでしょう。
しかし、クッションフロアと比較をすると価格が高い点がデメリットです。
さらに、柔らかく歩きやすいため、エントランスや廊下などにも向いています。
ビニルタイプにはタイル型とカーペット型の2種類があり、タイルカーペットと比較をして自由に張ることが可能な点が魅力です。
また、ビニルタイプは木目調や石目といったさまざまなデザインがあり、再現性が高いといえます。
本物よりも安価に再現できるだけではなく、床の清掃など手入れは水拭きでよい点がメリットです。
さらに、簡単に切ることが可能で扱いやすいという特徴もあります。
ただし、剥がれやすく上に物を乗せると跡がつきやすいため、備品の配置替えを行った際など、跡が気になるといったデメリットも挙げられるのです。
1-3. フローリング材(無垢など)
オフィス用のフローリング材には、家庭用のフローリング材と比較をして耐久性が高い製品が多く、裏面に滑り止め加工を施したものもあります。
さらに、天然木などには、オフィス用と家庭用に共通のフローリング材もあり、天然無垢のフローリング材は調湿作用があることが魅力です。
独特のぬくもりある雰囲気を感じさせる床材だといえます。加えて、多少の傷がついても味わいが出るということが天然木の特徴の1つです。
天然木は加工しやすい性質で扱いやすい点も、魅力として挙げられます。
簡単に張り直したり、好みの形にカットしたりという作業ができる種類ではないものの、傷が目立ちにくく重いOA機器などを置いた際に跡がつきにくいことは、大きなメリットです。
ただし、天然木の場合、変形する可能性に注意しなければなりません。
合板のフローリング材の場合、何枚かの木を貼り合わせたうえで表面にのみ無垢の木目を貼っています。
そのため、天然木だけのフローリング材とは異なり、収縮性も少ないため、長期間使用しても変形しにくいのです。
2. オフィスの床の色が与える効果について
オフィスの床にはどのような素材を選ぶのかも重要ですが、雰囲気に大きな影響を与える色についてもしっかりと検討する必要があります。
床の素材と同時に、業務内容やオフィスの雰囲気に合う色を取り入れましょう。
そこで、色が人の感情に与えるさまざまな効果について紹介します。
2-1. アクセントにもなる暖色系
オフィスの床を暖色系にすると、雰囲気のアクセントになります。
暖色系のうち、赤は活力や勝利、刺激や情熱を感じさせる効果がある色です。
また、注意力や警戒心を高める作用もあります。
さまざまな色が存在する中で、赤は最も波長が長く、副交感神経にまで刺激を与えるのです。
クリエイティブな業務や、独創性を求められるオフィスに向いています。
オフィスによっては、会議室のみ赤色の床材を使用しているケースもあるほどです。
オレンジは、元気や陽気さなどを印象づけるビタミンカラーで、自律神経も刺激します。
自律神経や血管を刺激する作用によって活動的になる一方で、陽気な印象でもあるためエントランスやリラックススペースにも適しているのです。
黄色は、考え方に希望を与える色であり、人の身体を活性化させる作用が期待できます。
頭の回転もよくなるため、集中力をあげたい場所に取り入れたい色です。
赤とオレンジとの境目は人によって捉え方が異なりますが、いずれにしてもビビッドな色をフロアに取り入れることは難しいというケースも多いでしょう。
広いスペースすべてを暖色系にする必要はないため、部分的に取り入れる方法も有効です。
2-2. 清潔感のある寒色系
オフィスの床を寒色系にすることによって、清潔感のある印象を与える効果が期待できます。
床を白にすると清々しい印象や信頼感を与える効果があるため、多くのオフィスで使用されている色でもあるのです。
オフィスの中でも大部分を占めるフロアは白い床にする傾向があります。
また、圧迫感がないことで空間を広く見せる効果、集中力を高める効果も期待できるでしょう。
青は、一般的に水や空をイメージする色であり、清涼感や沈静を印象づけ、空間に落ち着きを与えます。
外部の人間の出入りが多いオフィスや、冷静さが必要になる電話オペレーターのエリアで使われることが多いです。
2-3. リフレッシュできるアースカラー
オフィスの床をアースカラーにすると、リフレッシュ効果が期待できます。
アースカラーとは、茶色で土や大地、緑色で木や森など、自然をイメージさせる色です。
茶色は落ち着いた印象のオフィスになり、木目調が主流で、エントランスや応接スペースなど広く利用されています。
茶色は、赤やオレンジなど暖色系の色に黒が入り、少し暗い色です。
好き嫌いを問われると、好きと回答する人が少ない色かもしれませんが、生活の中に多く取り入れられている色でもあるため、飽きない色でもあるでしょう。
また、茶色を取り入れた空間に居ると、緊張が和らぐなどの効果もあります。
アースカラーの1種である緑色は、木や森をイメージさせるため、視覚と嗅覚を刺激する色です。
さらに、緑色はリラックス効果を得られることもあり、リフレッシュスペースに向いています。差し色は、頭をすっきりさせリフレッシュ効果も期待できる寒色系を取り入れてもよいでしょう。
3. オフィスの床の配線をすっきりさせる方法
床をリフォームする際には、オフィスの床にある配線を整理しなければなりません。
床の配線が見えている場合、オフィスの印象にも清潔感がないなど悪い影響を与えている可能性があります。
床材の変更と同時に、これまで床に張られていた配線をすっきりさせ、印象を変える工夫をしてみましょう。
3-1. コードの数を少なくする
オフィスの配線を整理し、床の隅々まですっきりと見せるためには2種類の方法があります。
1つはコードの数を少なくする、もう1つが、コードを少なく見せる方法です。
しかし、実際にはオフィスのコードを減らすことは簡単ではないため、コードをスパイラルチューブでまとめて少なく見せる方法となります。
コードはバラバラに広がってしまうことで、清潔感がないように見えてしまったり、すっきりとしない印象を与えてしまったりするのです。
複数のコード全体を1本のコードに見えるよう、コードをまとめるグッズを活用すると、簡単に整理できます。
また、可能な限りワイヤレスの機器を使用することによって、配線を少なくすることも可能です。
ほかにも、ケーブルを短く調節して配線を少なく見せる方法など、オフィスの配線や機器ごとに適した方法で工夫しましょう。
3-2. きれいにまとめる
オフィス内の清潔感に悪影響を与える配線については、きれいにまとめることですっきりした印象になります。
まず、配線を束ねてから、電源タップをコードボックスへ収納して見えないようにしましょう。
コードボックスは大きいサイズのものを選ぶと、まとめたコードのほかに余っているコードも一緒に収納して隠すことが可能です。
また、コードボックスは主電源の近くに置けるように工夫すると、よりきれいに見えます。
さらに、机の裏にカゴを取り付けて、前面からはカゴが見えない位置で固定する方法も有効です。
カゴについては周囲から見えないため、デザインや素材にこだわる必要はなく、リーズナブルに配線をまとめられます。
ほかにも、プラスチックなどの素材でできている、配線を保護してまとめる「モール」を利用するのも、リーズナブルかつ簡単な方法です。
モールにはさまざまなデザインや素材があり、壁や床の素材に合わせて選べるため配線が目立ちにくく、簡単にまとめられることも魅力です。
3-3. OAフロアに変える
OAフロアとは、床を二重構造にして、間にできる空間に電話・ネットワーク回線を通したものです。
OAフロアにすることで、オフィスの配線が非常にすっきり見えるメリットがあります。
また、床下の空間を自由に使用できるため、配線が増えたときや変更したいときにも便利です。
さらに、配線の数が減少することでOA機器周辺や机のレイアウトも変更可能であり、机やオフィス内が片付くため業務効率もあがるでしょう。
床を這う配線がなくなることで、配線に引っ掛かり転倒するなどの危険もなくなります。
オフィスに採用するメリットが多いOAフロアには、主に2つの種類があるため、それぞれの特徴を見ていきましょう。
3-3-1. 置き敷きタイプ
OAフロアの置き敷きタイプとは、支柱で調整せず、タイルのように敷き詰めて設置するタイプです。
さらに、支柱が固定されていない「支柱分離型」と、パネル側に支柱が固定されている「中実スチール」に分かれます。
支柱分離型パネルは、パネルを持ちあげた際に、支柱部分が建物の床面に残ることが特徴です。
コンクリートやスチールで作られているタイプで、高さを決められるため配線を十分に収納するだけの空間を作りやすいといえます。
中実スチールは、パネルを持ちあげた際に、支柱の支持部分がパネル側に付いているタイプです。
置き敷きタイプはコストパフォーマンスが高いというメリットがある一方、一度決めた高さを調節できないので対応範囲が限られます。
しかし、施工期間が短く、最短1日程で設置することも可能な点は魅力です。
また、置き敷きタイプは軽量なため、建物への負担が少なくて済む点などもメリットとして挙げられます。
3-3-2. レベル調整タイプ
OAフロアを使用する際には、部分的に下がってしまうことがデメリットです。
しかし、OAフロアのレベル調整タイプであれば、テーブルのように四つ角に支柱があることで簡単に直せます。
さらに、水平を保ち、斜めになったり安定しなかったりという使用時の不快感をなくすために調整する機能がついていることも特徴です。
置き敷きタイプよりも歩行感がよいでしょう。
レベル調整タイプも、支柱がパネルに固定されていない支柱分離型と、パネルに支柱が固定されている中実スチールに分類されます。
レベル調整タイプは置き敷きタイプと比較をするとコストがかかるものの、メンテナンスをしやすく高さの調整もできることがメリットです。
また、金属製の製品が多いこともあり、耐荷重に優れています。
4. オフィスの床を張替える工事費用の目安
オフィスの床を張替える際には、どの程度の工事費用がかかるのでしょうか。
費用内の金額に抑えるためには、床材と合わせて工事費用も計算しなければなりません。
床を張り替える際の費用目安を、床材の種類ごとに紹介します。
4-1. タイルカーペットへの張替え費用
タイルカーペットへの張替え費用の目安は、最安値のタイルカーペットを使用したケースで1部屋30~50平方メートルの場合、6万6000円~11万円程度です。
2部屋まで、広さが100平方メートルのオフィスであれば、18万5000円程度となります。
張替え費用のほかに、元の床を剥がすための作業代や、剥がしたタイルカーペットの廃材処分料金が加算されることも忘れないようにしましょう。
また、オフィスにある備品を移動して張替える際には、荷物の移動などにかかる作業代も加算されます。
タイルカーペットは、短期間で作業を終えることも可能な種類のため、移動後の保管場所についての料金を抑えられるでしょう。
4-2. クッションフロアへの張替え費用
一般的なクッションフロアへの張替え費用は、クッションの厚みによって料金が異なります。
厚さ1.8mmのクッションフロアを20~40平方メートル張った場合は、4万4000円~8万8000円程度です。
また、40平方メートル以上になると、価格が安くなる傾向があります。
数量が少ないときには一括料金となり、1日の作業代と材料費で算出されることが特徴です。
張替え費用のほかに、剥がした廃材の処分にかかる料金が発生します。
店舗用の厚さ2.2mmのクッションフロアは、20~40平方メートルで6~12万円程度の費用が目安です。
5. オフィスの床のデザイン例
タイルカーペットやビニルタイプをはじめ、オフィスの床材に使用される材料にはたくさんの種類があるのです。
オフィスの床のデザインを工夫している会社の例を紹介します。
実際に使用している例や素材の特徴、素材ごとの、床に取り入れた際のメリットなども見ていきましょう。
5-1. モルタル仕上げでクールに
「株式会社ホールマン」では、床材にクールなモルタル仕上げのデザインを取り入れています。
モルタルとは、セメントに砂を混ぜたものであり、床を含むさまざまな用途に使用できるなど扱いやすさが特徴です。
レンガなどを積みあげる際など、つなぎ目や接着剤の役割も果たし、下地や仕上げの材料にも使用されます。
株式会社ホールマンでは、緊張感のあるオフィスにするため、グレーを基調としたこだわりのデザインで導入されているのです。
クールでシンプルな印象のオフィスにしたい場合に最適であり、スタイリッシュな印象になることでも注目されています。
モルタルは、コテで均一に伸ばす作業で施工が行われるため、手作業の風合いが出ることも魅力です。
クールでシンプルなデザインの中にも、手作業のぬくもりを感じられます。
さらに、見た目は冷ややかであり、夏には涼しい印象を与えることも可能です。
ただし、素材の見た目からは伝わりにくいものの、実際には蓄熱作用があり、冬でも温かく過ごせるでしょう。
また、モルタルはひび割れが起こる可能性もありますが、ひび割れも味わいのひとつになります。
5-2. ヘリンボーン張りで変化を
「株式会社日本エスコン」では、床にヘリンボーン張りのフローリング材を導入しています。
細部にまでこだわり、飽きのこないオフィス空間を目指してデザインされているのです。
高級感があるヘリンボーン張りは、空間演出に優れた効果を発揮できる床材であるといえます。
ヘリンボーンとは、直訳するとニシンの骨という意味で、直線的に張るフローリングではなくベニヤ板の上にデザインをしながら張ります。
最大の特徴は、魚の骨のように変化をつけたV字形を中心として、長方形を縦横に連続した組み合わせなど変化をつけた模様です。
ただし、ヘリンボーンは材料を多めに使用することや、張る際の作業量が多いことから、費用は高くなります。
ヘリンボーン張りでは、最初に床へ線を引き、数mm単位で採寸したオフィスの床に模様が並ぶよう、材料を割り振る作業が行われるのです。
また、サイズが決まっている合板フローリングとは異なり、ひとつひとつの木を伐り出した無垢材フローリングは色にも差があるため、バランスを見ながら張り進めます。
熟練の技術や知識、時間を要することにより、ほかのデザインや材料と比較をして費用がかかることを認識しておきましょう。
ヘリンボーン張りは、狭い部屋で取り入れた場合、窮屈に見えてしまうこともあるため、オフィスの広さによっては薄い色の床材を選ぶようにします。
また、無垢材のヘリンボーン張りは、床暖房の影響を受けて隙間ができやすい点に注意が必要です。
床暖房対応の床材を使用すると隙間ができにくいものの、ヘリンボーン張りは床材を張り合わせるためベニヤ板を1枚多く使用しており、床が暖まりにくい点も考慮しなければなりません。
5-3. タイルカーペットで自由に
「KLab株式会社」では、自由度の高いタイルカーペットを使用し、オフィス空間をデザインしています。
単調になりがちなオフィス空間ですが、人工的な素材だからこそ可能な工夫で遊び心を加えたことが特徴です。
独自の文化がある企業を「街」に見立て、道路や線路をデザインしたタイルカーペットを敷いています。
床のデザインと同時にオフィス全体の空間をデザインしていることが特徴で、道路標識や踏切など、大きなオブジェも設置し、街を作りあげたのです。壁一面を風景の壁紙にしたり部屋を仕切るガラス部分を電車の窓に見立てたりと、床を中心として全体を自由に創造し、タイルカーペットの魅力を最大限に引き出したデザインだといえるでしょう。
5-4. 人口木目でおしゃれに
「慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科」の床は、木目の塩ビタイルを斜めに張った、おしゃれな木目のデザインが特徴的です。
タイルカーペットとの質感の違いがあることで、おしゃれなデザインになっています。
多くの人が来所する場所であり、使用目的も多岐に渡るため、明るい木目で広がりのある空間に仕上げたのだといえるでしょう。
塩ビタイルは、クッションフロアと比較をして硬いので傷もつきにくく、主に店舗などで使用される素材です。
木目や石目などデザインも豊富で、選択肢がたくさんあります。
また、フローリングは一般的に12mmの厚みですが、塩ビタイルの場合は2.5mm~3mmと、フローリングの4分の1程の厚みです。
表面は固いことが特徴であるものの、曲げることも可能な厚みであり、カッターを使用して切れます。
万が一、大きな傷がついたなどのケースでも、部分的に張替えることも可能で、費用も安いことが特徴です。ただし、塩ビタイルは伸縮性がある素材のため、熱を持つと膨張し、ずれてしまうこともあります。
6. オフィスの用途に合った床にすることが大切!
貸オフィスを企業の用途に合った床にするために、素材の特徴や色、デザインのポイントを押さえることが大切です。
床の素材やデザインは、働く社員のモチベーションや作業効率にも大きく影響する、重要なポイントだといえます。
また、床を含め、配線などデスク周りや壁、オフィス空間全体のデザインも行う必要があるのです。
そのため、面積や間取りなど、企業に合った賃貸事務所や貸オフィスを検討しましょう。