ご契約者様インタビュー
※記事は2022年10月のものであり、現在とは内容が異なる場合があります。
株式会社ムーンスター 様
2022年8月、旗艦店を銀座から自由が丘に移し、新たなスタートを切りました。新店舗のコンセプトは「使い方の余白」。
今のムーンスターが目指す姿を表現する店舗に仕上がり、再度物件探しのご協力ができたことを嬉しく思います。オープンに至るまでのお話を、マーケティング部の光吉さんにお伺いしました。
物件概要
- 住所:
- 〒152-0035 東京都目黒区自由が丘2丁目16−27 ロータリーマンション1階
- 築年数:
- 1970年築
- 移転規模:
- 約45坪
時代にあわせて変化する実店舗の役割
アットオフィス(以下AO):コロナウィルスによる業界の影響はいかがですか?
光吉様 : やはり、外出することが少なくなると靴を履く機会・買う機会も減ってしまいます。銀座店では海外のお客様も多くいらっしゃっていたのですが、コロナ禍ではなかなか海外からのお客様は店舗に来られないので、お客様の層にも変化がありました。
ECサイトも運営していて、コロナ前に比べると利用は増えてはいますが、とはいっても実店舗は大切です。靴って難しくて、店舗で実際に履いてみないとなかなか購入しづらかったりするので。
AO:確かに、ネットで買う時代でも、靴は触ったり履いたりして選びたいですね。
そんな中、旗艦店のご移転を決めたきっかけは何だったのでしょうか?
光吉様 : 環境が変化する中、ブランドの在り方や店舗の役割も変わってくると考えました。コミュニケーションを大切にするお客様に向けて、より「日常」に寄り添える場所、というのが次のステップだよねと社内で話し、移転先を探し始めました。
51年間大切に使われてきた味のある物件
AO:ご移転先探しで、特に悩んだことは何でしたか?
光吉様 : 関東、特に東京って、検討すべきエリアもたくさんありますし、そのエリアによって色というか、雰囲気みたいなものもそれぞれあると思うんです。選択肢が多すぎて、難しいなと感じました。
いろいろと検討しながら最終的には、先ほどの「日常」っていうキーワードとか「生活の近くにある」、そういうのが大切かなと。実際いろいろなエリアを内見させてもらって、「ちょっと渋谷は違うかなあ」とか「清澄白河ってどうかな」とか、歩きながらすり合わせをさせてもらいました。
AO:いろいろなエリアを回りましたよね!
最終的に、自由が丘のロータリーマンションの決め手はどんなポイントでしたか?
光吉様 : 物件の紹介を受けて内見に行ってみると、渋谷から近い都心の立地でありながら少し歩けば住宅街が広がっているような街で、日常に寄り添う店舗を構えるのに適していると感じました。
また、弊社も長い歴史があるのと同じく、ロータリーマンションも約51年間この場所で大切に使われてきた、歴史のある物件です。そういったストーリー性や、前庭と後ろ庭があって光の通る明るい雰囲気などの物件自体の良さも、決め手になりました。
「モノ」を売るだけでなく、「コト」をちりばめた店内
AO:ぜひ、新店舗の自慢ポイントを教えてください!!
光吉様 : ムーンスター自由が丘のコンセプトは「使い方の余白」です。商品である靴も、ただ新しい靴を作るだけでなく、使ってもらって価値があり、使い方はこちらで決めずに余白を残すことを意識しています。そういった考えを、店内にも表現しました。
一番は什器に使っている素材です。自分たちで自由に使い方を変化させられるよう、什器の脚や照明のカバーは久留米工場で制作しました。靴の底に使われているゴムを使っていて、靴を一番下で支えているゴムが什器の一番下も支えています。
什器は簡単に動かせるので組み合わせを変えたり、イベントをするときには椅子やテーブルとして使ったりと自由度の高い設計にしています。他にも、可動式の建具にはスニーカーのキャンバス地を使っているなど…まだまだあります。
店内で、ただ靴を売るだけでなく、どんな「コト」を含めて話せるか、というところは大切だと思っていて、シンプルな中にこだわりが見えていると、お客様との会話も生まれるかなと思っています。
コミュニティブランドを目指して
AO:そんな、思いのたくさん詰まった新店舗。今後どんなお店にしていきたいですか?
光吉様 : はじめて来た方が周りの方に「今度一緒に行こうよ」ってなんだか話したくなるような、何度も足を運んでもらえるような、そんな場所にしたいですね。靴だけでもそうですし、スタッフの接客であったり、イベントごとも含めて。簡単に言えてなかなか難しいことだと思います。履いてもらった感想を持ち寄るでも、ダメ出しでも良いでしょうし、あまり背伸びせず、気軽に立ち寄ってもらえるようなショップにしていければと思います。
AO:改めて、このご移転に携わることができて光栄に思いました。今後この場所でどのようにコミュニティが育っていくのか、楽しみです。本日はありがとうございました!
【おまけ】マネージャー伊盛さんのイチオシの靴
職人が加工して、最後に大きな窯に入れて仕上げています。窯に入れることによって、強くしなやかに、履きやすくなっています。種類は少ないですが、アッパーが革なんです!(キャンバス地の同デザインの靴は他にも。)歩いた時に靴の中で足が動くと疲れるのですが、革は足をがちっと掴んでサポートしてくれるので疲れにくいんです。
銀座オープンの時に作った旗艦店限定のものなので、他では扱っていません!靴の裏がコーポレートカラーになっているのもポイントです。
WEB非公開物件がございます
オーナー様ご希望によるWEB非公開の物件もございます。先ずは条件などお知らせ頂けましたら、非公開物件含めピッタリのオフィスをご提案させて頂きます。具体的な物件がお決まりでない場合でも問題ございません。無理なお勧めはしておりませんので、お気軽にお問い合わせください。
ご来店も歓迎です
オフィス移転は社内・社外ともに非公開に行われることが殆どです。そのためアットオフィスでは、基本的に訪問によるコンサルティングを行っておりますが、ご来店の相談も歓迎です。