ご契約者様インタビュー
※記事は2025年8月のものであり、現在とは内容が異なる場合があります。
株式会社リチカ 様
移転概要
- 業種:
- AIを活用したデジタルプロモーションの内製化支援
- 住所:
- 東京都渋谷区東3-9-19 VORT恵比寿maxim 11階
- 規模:
- 104.88坪
- サポート内容:
- 仲介
ワンフロアで一体感があるオフィスに
アットオフィス(以下AO) : 本社移転の経緯を教えてください。
松尾様 : オフィス移転を検討しはじめたのは、1年半以上前からです。「良い物件があればすぐにでも移転したい」というスタンスで、継続的に情報収集をしていました。
2021年頃から、当時の本社オフィス(代々木)は従業員が増えて手狭になっており、ちょうど下のフロアが空いたタイミングで増床したのです。結果的に90坪×2フロアの180坪となり、下層フロアの半分程度をコミュニティスペースとして使用していたのですが、デッドスペースが増えてしまっていたのです。
フロアが分かれてコーポレート部門とビジネス部門が物理的に分断され、人数の割にオフィスが閑散とした雰囲気で、組織としての一体感が薄れてしまっていた。加えて、コロナ禍を経てリモートワークから出社に切り替えるにあたり、何かしらの出社を促すきっかけが必要でした。
そうした経営的な観点から、「ワンフロアで一体感があり、オフィスグレードが高く、面積はやや抑えつつコストパフォーマンスに優れた物件」を求めて、アットオフィスさんにご相談したわけです。
AO : 2年近く物件探しをしていて、エリアを恵比寿まで広げられたその日に、現在のオフィスをご紹介させていただいたのですが、「部屋が分かれている」という条件もありました。
松尾様 : じつは、近年、大手企業様との取引が増加傾向にある中で、セキュリティ対策には特に力を入れる必要がありました。機密情報を扱う部署においては、完全分離された施錠管理可能な空間を確保するなど、より高度な要件にも対応できる体制を整えたいと思っておりました。そのためご紹介いただいた「VORT恵比寿maxim」はその点でも理想的でした。
グレードの高いビルで社員のモチベーションもアップ
AO : 立地やアクセスについてはいかがですか?
松尾様 : 恵比寿駅徒歩3分の立地で、駒沢通りと明治通りが交差する渋谷橋交差点の角地にありアクセスの良さは抜群です。「渋谷区」「恵比寿」の地名だけで、遠方のお客様にも説明しやすいですし、地理に詳しい方からは「あのビルですね」とすぐに認識していただけます。
個人的にはオフィス感が強すぎないエリアも好きで代々木も気に入っていたのですが、恵比寿は大きなビルもそれなりにあり、渋谷にも近い。採用活動も積極的に行っていますが、応募いただく方への印象もよく、採用面でもプラスに働いているように思います。
AO : 社員の皆さんの反応はいかがですか?
松尾様 : グレードの高いビルを見つけていただいて、メンバーのモチベーションも上がっているのではないでしょうか。特にビジネスメンバーからは「営業へのアクセスが良くなった。」と好評です。フリーアドレスから固定席にした影響もあるかと思いますが、出社率も上がっています。
また、定性的な変化ですが、社員が首からセキュリティカードを首から提げるようになりました。思い思いにお洒落なカードケースを下げているので、オフィスらしい「ちゃんとしてる感」が出たようにも思います。
AO : 前の代々木のオフィスにはバーカウンターがありました。移転にともないコミュニティースペースがなくなり、社員間のコミュニケーションに影響はありますか?
松尾様 : 月一の全社会は引き続き開催していますし、18時以降オフィスの冷蔵庫の中のビールや酎ハイが飲み放題となる「フリーアルコール制度」も継続しています。移転が要因で社内コミュニケーションが変わった印象はありません。
むしろ、恵比寿は代々木より飲食店が豊富ですから、「ご飯、どこ行く?」といった自然な流れが生まれ、メンバー同士思い思いに交流しているようです。コミュニケーションの総量は増えているのではないでしょうか。
居抜き物件はスタートアップ向き
AO : 今回は居抜き物件へのご移転でした。実際に経験されて、居抜き物件のメリットとデメリットをどのように感じられましたか?
松尾様 : 最大のメリットは、コストを大幅に抑えられる点です。特にベンチャー企業やスタートアップは、事業の成長フェーズに合わせてオフィスを移転するケースが多く、そのたびに内装を入れるのは大きな負担です。
移転にかかるコストが高いと慎重になり、意思決定が遅くなりますが、居抜き物件であればコストを抑えて、スピーディに移転ができる。そうした意味でも、居抜き物件は間違いなくスタートアップ向きです。
また、投資家への報告の観点からも、内装に大きな予算をかけず、コストを抑えた移転であるという点は説明がしやすく、理解を得やすくなります。もし仮に「ワンフロアでグレードを上げ、さらにフルリノベーション」となれば、より慎重に話を進める必要があったでしょう。
今回の我々の移転についても、初期コストこそ発生していますが、ランニングコストは抑えられています。
AO : 引っ越しはいかがでしたか?
松尾様 : 家具を残していただいたこともあり、引っ越しがほぼ「手ぶら」に近い状態で、非常に楽でした。 唯一バタついたのは、退去手続きに関してです。契約上、退去の申し出は「3か月前まで」と定められていて、交渉はしていただきましたが、その部分でコストがかかってしまいました。
とはいえ、そうした条件をクリアできるタイミングで物件が見つかるのは非常に稀です。タイミングよく条件が合い物件が見つかるといった奇跡的なマッチングができたら、居抜き物件は素晴らしいと思います。
中長期で伴走してくれる事業者をオフィス移転のパートナーに
AO : オフィス移転を検討されている企業の中には、居抜き物件を候補に入れる方も多くいらっしゃいます。そうした方へのアドバイスがあればお聞かせください。
松尾様 : 居抜きの物件でも内装がないスケルトン物件でも、それぞれメリット/デメリットはあると思います。重要なのは、自社にとってどちらの選択肢がより適しているかを見極めることです。アットオフィスさんのように、どちらの選択肢にも対応し、かつ事業者と同じ目線で中立的な立場からアドバイスをいただけるパートナーがいると心強いです。
オフィス移転のパートナー選びは、実際に一緒に動いてみないとわかりません。なかには、居抜き物件を強化しているから居抜きを勧めようとか、事業者の都合で紹介する企業もあるでしょう。
その点、アットオフィスさんは、単なる仲介にとどまらず、事業フェーズや今後の成長戦略まで含めて、丁寧にコンサルティングしてくださる。実際に起業家応援のメディアを運営するなど、複数タッチポイントを持ちベンチャーを応援していこうというマインドが事業展開にも現れています。
「中長期で伴走してくれる存在」という点では、非常に信頼できるパートナーだと感じています。スタートアップの移転支援実績としては、国内でもトップクラスなのではないでしょうか。
AO : 大変光栄なお言葉をありがとうございます!今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
また、本日は貴重なお話をありがとうございました。
WEB非公開物件がございます
オーナー様ご希望によるWEB非公開の物件もございます。先ずは条件などお知らせ頂けましたら、非公開物件含めピッタリのオフィスをご提案させて頂きます。具体的な物件がお決まりでない場合でも問題ございません。無理なお勧めはしておりませんので、お気軽にお問い合わせください。
ご来店も歓迎です
オフィス移転は社内・社外ともに非公開に行われることが殆どです。そのためアットオフィスでは、基本的に訪問によるコンサルティングを行っておりますが、ご来店の相談も歓迎です。